前橋東照宮は江戸初期の大名松平直基公が幕府より最初に賜った領地、越前勝山(福井県)にて寛永元年(1624年)に創建した神社でございます。
江戸時代中期に松平家が各地の転勤を経て姫路城より前橋城に入城しましたが、大洪水の被害を受け、松平家は一時武州川越(埼玉県)に居住しておりました。
その時に川越で現在の社殿はご造営されました。江戸時代末期に前橋城が洪水の被害より復旧し、松平家は川越よりこの前橋の地へ戻ることとなります。
これに伴い、川越で築かれた社殿は一度解体され、現在の地に運ばれて明治維新を経て、明治4年に再築されたのでございます。
以後、現在に至るまで前橋の安全と平和を見守り続けております。
主祭神である徳川家康公は幼少の頃の苦難を乗り越え、江戸時代という日本史上でも最も平和な時代を築かれました。また家康公は武術が達人の域に達しており、幅広い分野において興味を持ち好学の士であったといわれています。また享年75歳と当時としては異例の長寿でありました。
そのような家康公の御神徳は厚く、無事長久、開運厄除、除災招福、病気平癒など幅広いものとなっております。
また合わされてお祀りされます木花咲耶姫や長壁様には安産や縁結び。菅原道真公には学業成就などの信仰が厚くございます。
これらの御祭神をお祀りする前橋東照宮は多くの崇敬を集め、その御神徳は広大無辺なものがあります。
家内安全・開運厄除・交通安全・社業繁栄など諸願の成就を御祈念下さい。